2023年の春夏コレクションで「スキャパレリ」のデザイナー、ダニエル・ローズベリーが動物の頭をまとった斬新なドレスを発表。
するとネットには非難の声が多く上がった。
そのリアルなドレスの1点をまとってランウェイに登場したのは、モデルのイリーナ・シェイク。
度肝を抜くインパクト!“動物の頭“のついたドレスが話題に…
出典元:WWD
中には「あれは本物の剥製なの?」と疑問のコメントもネット上に上がったようだが、これは本物そっくりのフェイクの剥製だ。
中身は発泡スチロールで作られ、外側はウールとシルクのフェイクファーで覆っている、ニセモノなのだそう。
そんな反応も意図していたかのようなダニエル・ローズベリーのInstagramには、その制作過程の様子も一部公開されている。(@danielroseberry)
デザイナーの創作意図とは
(この日ショーのフロントロウに座るカイリー・ジェンナーも”ライオンドレス”を着用)
スキャパレリのショーノートには「このコレクションでは、擬態(本物なの?と疑うこと)が一つの *シュールレアリスム の形になる。目の前にあるものを誰が作ったのかわからない、天然なのかと錯覚する」と書いている。ー Harpers Bazaar引用
*シュールレアリスム=先入観や常識に捉われずに理性から解放された自由創作のこと
そんなシュールレアリスムによるダニエル・ローズベリーのショーは、多くの見る者を困惑させ、同時に魅了し、大成功の結果を収めたようだ。
イリーナ・シェイクが一蹴
そしてネットに非難の声が上がる中、モデルのイリーナ・シェイクは「私はたゆまぬ努力を重ねてきたアーティスト達を支持します。」と、堂々と一蹴。
今季コレクションの話題をさらったスキャパレリに今後も注目していきたい。