YVES SAINT LAURENT(イヴ・サンローラン)のミューズであり、ファッションアイコンのBETTY CATROUX(ベティ・カトルー)に焦点を当てた展覧会「唯一無二の女性展」が、東京・天王洲の寺田倉庫にて11月19日より開催されたので、エディターのAyaがレポートしたいと思います。
会場に入って最初に目にしたのは、ベティ・カトルーのマスキュリンな装いが目を惹く写真の数々。1980年、パリのオデオン広場の前で撮影された左上の写真の佇まいと着こなしがミステリアスで印象的でした。
私が特に気に入った写真はこちら。ボリュームのあるファージャケットは、現代にも着れそうなモダニティなデザイン。
展示されたコレクションは、ベティ・カトルーへのトリビュートとして、イヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロが製作したもの。
ランウェイの映像と共に鑑賞するメインフロアのコレクションの数々は、どれもドラマティックで心が揺さぶられるものばかりでした。
「男性の洋服を着ている時の方がセクシーな気分になる」と、男性のワードローブを好んで着こなしているベティ・カトルーらしいジャケットスタイルのコレクションも見どころです。
メインフロアを飾るコレクションを別角度から。タイトでスマートなディティールがイヴ・サンローランらしい。
「唯一無二の女性展」は東京・天王洲の寺田倉庫にて12月11日まで開催されているので(※予約制)、気になった方は是非、実際に足を運んでみてくださいね。